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TETON CREST SKI TOUR IN TETON NATIONAL PARK, WYOMING

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ティトンクレスト・ツアー

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Hikari on ID in JT,Bouldering in JT ਍㰀瀀㸀ഀഀ

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     真壁静子、DON SHEFCHEK,BENJAMIN BURDE
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1999年5月1、2、3日
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滑ってきた山スキーヤーやスノーボーダーがいる。
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メリカに来る前に、一度だけ「田代かぐらスキー場」で試してきたが、まだ操作に
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ークにたどり着く。
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だろうと思っていたが、あまりに湿って重い雪にターンさえままならない。そんな
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がら滑り降りていく。私はターンをしようと体重移動をすると、板のトップがひっ
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 やっとボトムまで滑り降りると、対面の斜面へと登っていく。重く滑らない雪に
਍Ā옰ﰰꬰﰰ漰뜰ﰰ舰䀰具娰欰笰譶䰰İ焰륜괰ﰰ朰漰ര上手く登れない。シール
਍鈀贰앑䂈坷笰譶Ȱ夰朰欰İᜰこ啵錰弰愰漰䬰樰訰䠰鉑䰰授昰地縰挰弰Ȱരഀ
「このツアーについてきたのは間違いではなかったか」
਍㌰ ؀艒地樰䐰䘰愰欰ⴰ銘蠰丰謰Ȱځ恒儰쨰湎댰ﰰ뤰鈰笰詶퐰垏İ퀰쪙㒎歘㬰换രഀ
て待っていたほうが賢明ではないかとさえ思う。
਍ఀ缰錰樰炘夰儰椰İ蘰挰估訰䰰冈瀰䐰䐰朰夰䬰褰രരഀ
 真壁さんが私に付き合い励ましてくれる。
਍䠰歑䰰授昰䐰弰ര伊藤さんも、途中で心配げに待っていてくれた。
਍ఀ椰䕫鉞༰啜估İꐰ터ﰰ뤰朰攰豧瀰䐰䐰䬰褰രരഀ
 そうは言われても、どんどん先との差が開いていくのは心許ない。今日は2、3
਍䈀鍦溕댰掍襡地怰䬰褰İ椰錰樰欰䔰貐昰舰쌰䵟澑樰䐰䰰İⰰ橧歵樰谰瀰崰䘰舰䐰䬰രഀ
ない。大した登りでもないのに、これほど息が਍䱎訰댰䲍䴰歒侮橑䐰Ȱ匰谰朰漰椰രഀ
う考えても2泊3日のツアーは難しい。荷物も倍以਍湎촰喑栰樰謰漰娰怰Ȱ舰䘰ᄰ൜ഀ
し、様子を見て「ダメだ」と自分で判断したら、早めに参加中止を申し出ようと思
਍䘀Ȱരഀ
「これでは足手まといになるのは間違いありません。みんなだけなら予定通り、ツ
਍ꈀﰰ鈰ူ齢啒嬰褰谰謰渰欰İ섰䱹䐰弰渰朰漰椰錰樰吰톏鉠䬰儰謰䬰舰輰䬰訰縰嬰രഀ
ん。私は登山口と下山口の送り迎えなどサポートに徹します」
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ず、この斜面だけは登らなければならない。20歩ごとに一息入れながらゆっくり登
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「この先の稜線に出たら、僕らはみんなが下りてくるのを待ちましょう」
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されるのは辛いが、それでも、これ以਍筎襶娰欰࠰聮栰ᴰ䙠栰İర輰䬰訰縰地弰രരഀ
とお願いする。
਍萰挰栰靨偧䲖桵樰訰ᰰ歽侮譑栰İ唰挰䴰섰鉹넰繒地昰估谰弰ര伊藤さんと徳地
਍唀錰䰰İᰰ湽䭓止茰䱞謰鰰扥溗ⴰ祎纁朰䈰䰰挰昰䐰弰Ȱരഀ
「このバーンを滑れたら気持ちいいだろうな」と思うが、体は休みたがっている。
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 荷を降ろし、行動食を食べていると、しばらくで山頂からみんなが滑り出してき
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。まるで、日光いろは坂をゆっくりゆっくり安全確認をしながら下ってくる観光バ
਍뤀渰蠰䘰樰ἰꚐ恞Ȱരഀ
「まるで、鳥餅の਍鉎夰礰挰昰䐰謰蠰䘰ര栰ᜰこ啵錰Ȱരഀ
「おかゆのようだ」と溝辺さん。
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雪をさらに重くしていたのだ。山頂では雪だとばかり思っていたが、うえも雨だっ
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 全員が私と真壁さんのところまで滑り降りたところで、ティトンパスへ向け戻る
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この悪雪。ほとんどゲレンデスキーしか体験したことのない私には、まさに未知の
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「斜滑降、キックターンで下りてくればいいから」
਍ര伊藤さんは言うが、思いきりがつかない。
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 真壁さんが、木がある斜面へと誘う。と、਍喅錰䰰İ섰桹漰ذ릐ᅥ歔젰퀰ﰰരഀ
スした。その瞬間、斜面が崩れたのだ。
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  以前、雪崩に巻き込まれて自力生還した真壁さんにが言った。誰一人慌てていな
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「今の雪なら雪崩れても手でつかめるくらいゆっくりだから心配ないですから」
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「大丈夫だから」
਍ര伊藤さんの声に、私もこれならいざとなっても逃げ切れると、意を決し斜面をい
਍挀焰䐰欰缰䑏樰䰰褰鰰텥䵮枖⨰ݪ譒Ȱ崰地昰İ괰쌰꼰뼰ﰰȰ崰谰鈰瀰詾퐰垏樰䰰രഀ
ら高度を落としていく。そして、もう転倒しても大丈夫だというところまできたら
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 再びシールを着け登高。北田さんたちは斜面を登り返して滑ってティトン・パス
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ことにした。ゆっくり樹林帯の中を巻きながら登っていくと、切り通しで左手下に
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気になる。しばらくでトレースは下りへと替わりシールを外す。300mほど滑る
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 ティトン・パスを出てから3時間半、私のはじめての山スキーのツアーはこうし
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っていた。昨日のティトン・パスツアーでさんざんだった私は、できればツアーが
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「翌朝、雨の場合は1泊2日のショートツアーに切り替えよう」
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 アメリカまでわざわざスキーツアーをしにきたのに、まるでツアーに参加できず
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泊2日……、そう、私の限界は2日間。2日だけなら、意地でも頑張り抜けるだろ
਍䘀栰ᴰ捠昰䐰弰Ȱരഀ
 しかし、その目論見は夜明けとともに消え去った。アメリカに入って、久しぶり
਍渀瑟恦挰弰Ȱരഀ
「決定ですね」
਍툰啝錰渰杘İ섰湹쌰潟稰繬挰弰Ȱర鸰妐謰ര朰漰樰估İర숰ꁓ坒蠰䘰ര欰രഀ
だ。まっ青な空が、私の心の曇りまでも吹き消していた。絶好のツアー日和に、登
਍褀氰漰രŤ뀰芊䰰崰䘰̰䢀謰蠰䘰樰稰恺挰弰Ȱരഀ
 決心が付くと準備も早い。ラーメンとシリアルで朝食を済ますと、パッキングを
਍夀礰昰䈰䡽弰Ȱരഀ
「晴れたよ」
਍ᜰ䋿ㅦ ؀Œര伊藤さんが嬉しそうに我々の部屋へとやってきた。他の面々も心躍ら
਍嬀İ侮穑陶饮鉐㈰膐昰䐰謰渰䰰輰䬰謰Ȱ쨰Ŗ숰ꁓ奒謰渰漰İᜰこ卵칕Ɛ鴰䮐蹑ൿഀ
のA班、਍螅婥œ툰瑝쭦Ŏ댰た晏ş섰湹∰ųאּ퀰ﰰ윰ꌰﰰİ쀰אּ뜰രഀ
ェフチクのアメリカ人チームC班、そして真壁章二・しずこご夫妻のD班の10人だ
਍Ȁരഀ
 8時30分、宿をチェックアウト。4台の車に分乗し、Granit Canyo
਍一ÿ㐰勿䇿䧿䳿䣿䗿䇿䓿鋿ݶ奣Ȱ섰桹댰た啗錰怰儰漰İର煎ꐰ젰渰⨰◿⻿⻿෿ഀ
Y LAKEに車(スバル・フォレスター)を回送してから向かう。
਍㄰ 䈀ㅦ ؀Œ栰䱔쌰䑣İ젰ꐰ쌰줰渰ର罷ݧ极ᠰ깟煤鉟地昰䬰褰侮穑ɶ地രഀ
ばらくは雪がなく、ザックにスキー板を装着して樹林帯を行く。エルクかムースか
਍Āذ䭒褰樰䐰䰰İ崰匰褰ⴰ歎䱼匰簰谰昰䐰謰Ȱ縰謰朰섰댰ﰰ渰蠰䘰欰댰രഀ
コロしている。糞の玉は50~100個くらいが一塊りになっている。糞は排出され
਍开瀰䬰訰䬰樰訰넰鉱İ捣昰䐰謰渰怰贰䘰Ȱ䐰娰谰渰湼䨰艘愰蜰䘰椰ﰰ똰歲㠰ൎഀ
く凹んだ穴にきれいに収まっている。
਍崰錰樰匰栰鈰̰䢀樰䰰褰İ㤰靪⽧鉞蘰挰估訰栰笰捶昰䐰估Ȱരഀ
 みんなはテレマークブーツだが、私だけが山スキーの兼用靴。歩きにくい。それ
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歩行に慣れていないのだ。板を前に引きずるのは、足を普通に前に出すのとは違っ
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 しかし、スキー靴での歩行はいつまでも続かなかった。約1時間で、トレールは
਍谀桛歑殖蘰辉谰İ缰鉧兎謰匰栰欰樰謰Ȱരഀ
「今日は調子良さそうだね」
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਍ᴀ灠梋쨰潥漰䱠ര上がらない。まわりの景色を楽しむ余裕もある。切り立った岩峰
਍栀쭶奺謰뜰쀰ﰰ萰猰繼湧䱨İ䐰䬰欰舰ꈰꬰ渰꠰澘恦Ȱരഀ
 昨日は時差ボケなどから、あんなにバテたのだ。ふだん、水泳やバスケットをや
਍挀昰嬰䢓昰䐰謰섰䱹İ䐰估褰漰堰脰昰渰焰륜괰ﰰ쐰ꈰﰰ栰漰䐰䠰İ笰詶朰䈰錰樰欰രഀ
息が਍䱎謰漰娰樰䐰Ȱర崰䘰İځ潒匰뽏䲊ꨰ䭠挰弰怰儰樰渰怰ര栰ځꮁ殎0ඊഀ
い聞かせる。
਍崰渰谰艟İ地瀰褰估漰댰䮍玐䰰搰褰估樰謰匰栰舰樰䬰挰弰Ȱ弰怰İ䐰估褰椰䑫昰രഀ
もなかなか近づかない、あまりに遠い本日のキャンプ地が恨めしい。
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 期待を込めて言うと、真壁さんが「4分の1がやっとでしょ」と答える。「もう
਍ጀۿ湒ሰ濿攰彧朰地蜰ര渰估歕漰ర䨰ٓ偒褰䐰ര栰崰挰儰樰䐰Ȱരഀ
 私は歩いた距離よりも、時計とにらめっこしながら勝手に自分がどれぐらい進ん
਍怀䬰鈰꠰坣켰趑䘰栰地昰䐰弰Ȱരഀ
 16時過ぎ、半分以਍殖쬰艗谰弰✰勿䇿仿䧿哿ÿ⌰䇿仿姿俿仿ÿ〰䇿哿俿勿俿䳿෿ഀ
 Cabinに到着。かなり古ぼけた丸太小屋だ。これがアメリカの昔ながらのロ
਍뀀괰팰樰渰怰贰䘰Ȱരഀ
「丸太のつなぎが粗いから、セメントのようなものが詰められている」
਍焰ⵜ噎歮┰塒溃뀰켰꘰뤰鈰ﰰ斌坑弰瀰䬰訰渰ര伊藤さんが感慨深げに言う。
਍ఀ椰匰縰朰㈰芐䘰䬰രരഀ
 北田さんたちA班はMarion Lakeまで行きたいと主張。B班と外人チ
਍ﰀ漰뜰ꜰ픰渰ର歎猰襞䰰䈰謰漰娰怰䬰褰İ崰渰먰誏欰地弰䐰栰吰䡻謰Ȱരഀ
 すでに歩き始めて6時間が経過。調子が良かった私もだいぶ疲れてきている。で
਍䴀謰怰儰터㒏杘쨰湥괰휰栰地弰䐰栰堰䚘Ȱരഀ
 答えが決まらないままに再出発。ここからNorth Fork沿いに右へとゆ
਍挀估訰笰捶昰䐰估Ȱ㰰鍦䊕錰樰欰⤰᝙䱬蠰䬰挰弰渰欰İ怰錰怰錰䲖弰谰배膏昰估രഀ
る。やはり天気予報通り、晴天は1日と続きそうにない。しばらくすると、小雪が
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 早くキャンプ地を決め、腰を落ち着けたいと思いながら、ただただ黒川さんが先
਍฀坜昰搰儰昰䐰謰젰ﰰ鈰弰椰謰Ȱരഀ
 1時間ほど歩くと、やっと樹林帯が大きく開けた平原に出た。まさにキャンプ地
਍欀琰挰弰訰栰䐰挰弰ἰ塡Ȱ猰齞湓歓漰ꈰ䱬䄰豭배鎏朰䐰謰Ȱ夰倰欰朰舰똰쌰꼰鈰രഀ
下ろしてキャンプの準備をしたい。
਍地䬰地İἰ셷啘錰䰰0멎Ŏ椰錰椰錰䠰硑栰㈰肐Ȱ䈰ࡦ銊謰讉栰㄰㜀䈀鉦㄰ ؀筒椰丰ඐഀ
ぎている。A班はもっと行く気なのだろうか。
਍ఀ舰䘰İ쨰潥匰匰欰地縰地蜰䘰രരഀ
 そう叫びたくなるが、ただついてきただけの私に言えるはずもない。ゆっくりと
਍搀䐰昰䰰侈地䬰樰䐰Ȱ崰渰栰䴰怰挰弰Ȱᄰ坜貖昰萰挰昰䴰弰ᘰ멙셎ﰰ䰰İ쨰൥ഀ
はここでキャンプにしようと言ってくれた。਍喅錰萰ᜰこ啵錰弰愰舰ర崰谰堰茰രഀ
、そうしよう」となった。
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 すでに100mほど先に行っている彼に向かって、私は思わず声を張り਍剎昰䐰രഀ
た。もう、それ以਍N楎彫訰栰䠰歑㈰纐樰䐰朰估谰栰堰䒘樰䰰褰Ȱരഀ
 そして、ついに平原北端の木のそばで1日目のキャンプとなった。
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トが4張り。徳地さんだけがツエルトだ。徳地さんはもし夜中、吹雪いてどうしよ
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っと可哀想だが、誰もがゆったりと寝たいのだ。もちろん、生死にかかわるような
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に寝れること知っているのだ。
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コッヘルに好みの食事をつくって食べる。とは言っても、ジフィーズだ。私は牛飯
਍Ȁര伊藤さんが、1日頑張り抜いた私をねぎらってか、私の分まで食事を作ってくれ
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。完全に暗くなる21時過ぎにシュラフにくるまる。
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5月2日
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 時計を見ると、まだ夜中の2時を過ぎたばかりだ。なかなか深い眠りにつけない
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 からだが暑かった。ほとんど冬山を経験したことのない私は、寒くて寝られない
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を着込んでいた。とくに下半身が蒸し暑い。਍喅錰İ툰啝錰鈰眰厍唰樰䐰蠰䘰രഀ
にと気を使いながら、狭いシュラフの中で、フリースのパンツと靴下を脱ぐ。
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こえる。雪というものは音もなく積もっていくものだとばかり思っていたが、雪質
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牡丹雪ではなく、まっすぐ落ちる硬い雪に違いない。そんなことを思いながら、隣
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 天候は下り坂だという。夕食のときの話では、荒れればこのまま下山となる。登
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戻るほうがはるかに楽だろうと感じていた。登ってしまったなら、下るのはDea
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そうな感じだ。
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 天候が持てば、ひとまず稜線まで਍䱎挰昰䬰褰谰湟︰鉟̰䢀謰栰䐰䘰Ȱ䠰湑䰰ඈഀ
動が決まらずに動くというのは、何とも心細い。登ったはいいが、やっぱりダメだ
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挑戦者ではなく、観光気分で山に入っていると言ってもいいのだろう。「登れると
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と思えないのだ。
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し合い。私は決定にしたがうのみ。天候がカラリと晴れればGO、だめなら下山。
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 誰かがテントの内側をバタバタバタと揺らし、屋根に積もった雪を落とす音で目
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た。それを機に私たちは起床。
਍眰䶍侮契栰ര伊藤さんはすべての準備が早かった。外に出て、すぐにお湯をわかし
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がいい。食べやすいし、体もあったまる。
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という。考え方は3つ。1、このまま昨日のコースを戻る。2、荷物をここに置い
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もって稜線へとあがり、当初のTETON CREST TRAILをたどりFO
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。
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 シンシンと降り続いている雪を見ていると、私のなかでは1か2しかありえなか
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うな斜面に見えた。雪が昨夜から降り続いていたため、これまでの雪質に比べると
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ボーイ・バーで乾杯する。
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10時頃になると、雪がやみ、一部だが雲が切れ青空が覗いてしまったのだ。
਍稰繬谰瀰萰謰匰栰漰䑥Ȱര伊藤さんが「みんなをびっくりさせてやろう」と言い
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ると、いち早くスタートを切ったのだ。
਍ര伊藤さんが先頭でトレースをつけながらどんどん進んでいく。2番手に私が続い
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 15分ほどで全員がそろった。ここからいよいよ本格的な登りとなる。
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ティトンパスのときのように、慌ててついていこうとするとペースを乱されバテる
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始めた。稜線が近づくにつれ、かなり大きな雪庇が張り出しているのが見て取れる
਍Ȁരഀ
 きつそうに見えた急斜面もジグザグ登高でマイペースで行くと、意外とあっけな
਍伀ᰰ歽쬰摺匰栰䰰朰䴰弰Ȱᰰ潽ᴰ捠弰蠰訰舰樰怰褰䬰朰怰怰挰茰䭞挰弰Ȱരഀ
「ここからが当初のコースだ」
਍ര伊藤さんが言った。
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本での予定ではTETON PASSからこのTETON CREST TRAI
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ONを下りJENNY LAKEへと滑り降りる予定だった。しかし、現地入りし
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 時計の高度計で標高を確認すると3045mを差していた。今回の最高点だ。時
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なっている。
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にたどり着く。今回楽しみにしていたDeath Canyon Shelfの岩
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 いきなりの急斜面。巨大な雪庇で下れるところはほんの一部しかない。雪質も最
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い。਍喅錰İᜰこ啵錰İ쀰䰰䠰捑銖ܰ詒İ鰰执步䴰誖昰䐰估Ȱ笰錰栰䘰欰터詮രഀ
にくそうだ。20年以਍瑎鍞ᆕჿჿ艥옰ﰰ꼰뤰괰ﰰ鈰地昰䴰弰쀰欰地昰舰옰രഀ
レマークポジションを取るのに苦労している。果たして私はここを滑れるのだろう
਍䬀İ栰ᘰ你樰謰Ȱരഀ
「そっちにいったらダメだよ」
਍ἰ셷啘錰䰰癓Ȱ鴰喐錰䰰┰橠鰰扥銗缰冐謰蠰䘰欰İ硝栰터据昰䐰挰弰䰰İരഀ
下には大きな雪庇があり、さらに下には岩が覗いている。私は溝部さんはきっと分
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。結局、しばらくすると、ダメだとあきらめたのか、戻ってきて、਍喅錰弰愰䰰രഀ
滑ったところを降りていった。最後まで残ったのは真壁さんご夫妻と私。奥さんと
਍섀潹ἰ셷啘錰渰ﰰ줰欰地弰䰰䐰İ⦖歝ᜰ鉬搰儰樰䰰褰ذ檘歵鰰텥䵮梖괰쌰꼰뼰രഀ
ーンを繰り返しながら少しずつ滑り降りていった。
਍崰渰섰鉘鰰兢謰栰İ䈰栰漰娰挰栰葽䬰樰鰰扥悗挰弰Ȱ弰怰0ꩧ湠殌뤰괰ﰰരഀ
が滑らない。下りなのに歩行をしなければ進まないのだ。私は今日中に下山できる
਍渀怰栰ᴰ捠昰䐰弰Ȱ舰ర쨰潥ର詎昰ꬰ꘰ﰰꐰ퀰ﰰ怰ര栰0掊昰䐰弰渰怰䰰രഀ
、結局、下りにも関わらず思うように距離が稼げず、3時過ぎ川のそばの平らでキ
਍휰栰樰挰弰Ȱരഀ
 テントを張り終えるを待っていたかのように、雪が本降りとなったきた。牡丹雪
਍䰀栰메溏⠰է鈰缰謰缰謰細佶ᘰꝓ坼昰䐰估Ȱരഀ
「真冬の雪だね。まるで਍詎溍羖弰䐰രരഀ
 ਍喅錰䰰0䚊Ȱരഀ
 まさに1日にして野山を真っ白に変える湯沢あたりを襲う豪雪のような降りだっ
਍开Ȱ匰彟訰䴰橒渰怰䰰İꈰꬰ舰ⱥ艧䲖䴰掖昰䐰謰偩潛र轙褰樰䐰渰怰栰രഀ
、妙に納得する。
਍㄰㜀䈀䩦乓亐İ섰桹툰啝錰漰옰젰蔰村İര伊藤さんだけが外で食事をする。私た
਍愀鈰ᜰ捬掐昰䬰İ기䡺橜옰젰蔰村讘鉎地弰估樰䐰渰䬰漰騰䭛朰漰樰䐰Ȱ섰潹ꬰരഀ
ルボナーラを食べたが、なかなか美味しかった。
਍地瀰褰估夰謰栰İ댰た啗錰䰰搰縰缰İ䨰㘰銃舰挰昰萰挰昰䴰弰Ȱ栰䱔䑲옰രഀ
トに入ってティータイム。雪はますます強くなってくる。
਍ఀ쐰꠰젰İ怰䐰瘰䲖䴰艺挰昰䴰弰蠰രരഀ
 徳地さんが入口から木陰のツエルトを見ながら言う。たしかに黄緑のツエルトが
਍紀佶樰挰昰䐰謰Ȱരഀ
「でも、ゴアテックスだから……」
਍ര伊藤さんが笑う。
਍ఀᰰ摙瘰谰樰䐰䬰樰രരഀ
 徳地さんが続ける。
਍ఀ䈰錰怰儰地挰䬰訰㔰襟谰昰䐰谰瀰✰࡙⭎恙蠰രരഀ
 昨日と同じようなことが繰り返される。昨夜、ちゃんと夜を過ごせたのだから、
਍쨀恥挰昰✰࡙⭎恙栰䐰䘰ذ홴悊Ȱ朰舰İ똰셲潬愰蜰挰栰唰䚐䬰舰豷樰䐰Ȱ䱥രഀ
暮れると、昨日よりはるかに冷え込んできている。それでも、しばらくすると諦め
਍开渰䬰İ댰た啗錰漰ځ湒쐰꠰젰砰栰〰捞昰䐰挰弰Ȱ谰赟P䱙ᄰ坜숰坛崰䘰怰Ȱരഀ
 もし、あの立場が私だったら、きっと਍喅錰漰匰挰愰欰䨰䐰朰栰0掊昰䐰弰渰രഀ
ではないかと思う。一人でツエルトに寝せるのは心配だから。ああやって、徳地さ
਍錀鈰0멎李䰰䮈嬰弰渰漰İ簰機褰0멎李舰地詎ܰ譒ﴰ鮀䱒䈰謰匰栰鈰捷昰䐰謰䬰രഀ
らだ。
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込んでいた。今日はジャケットとオーバーパンツも履いてシュラフに入る。
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5月3日
਍ഀഀ
 昨夜同様、何度となく目が覚めた。目を開けると、天井に黒い陰。雪がだいぶ積
਍舀挰昰䐰謰匰栰䰰ذ䭒謰Ȱ崰渰꘰歞蔰瑑䭐褰퀰퀰퀰栰䑓昰銖㴰梄夰Ȱ⠰൦ഀ
夜はカラリと乾いていたテントの内側が湿っている。着込んで寝たため寒さは感じ
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を脱ぐ。
਍ര伊藤さんは夏用のシュラフで寒いのだろう。私のほうに寄っている。ふと、徳地
਍唀錰漰阰䭦估晛䐰謰怰贰䘰䬰栰̰䢀謰Ȱരഀ
 一度、目が覚めると寝付けない。30分おきぐらいに浅い眠りから覚め、その度に
਍였젰蔰瑑鉐䵓樰䰰褰ᴰ鉧츰䢏弰Ȱരഀ
 6時起床。雪はやんでいた。解かした雪でチキンライスを食べる。しばらくする
਍栀İ댰た啗錰䰰䌰ᝑ嵬䘰欰萰挰昰䴰弰Ȱ혰湎섰ﰰ舰崰谰帰谰欰讘湎阰饮鉐漰堰രഀ
めている。
਍ఀ쨰艥䠰歑䰰䶈縰夰䬰രരഀ
 私が਍喅錰欰帰侀栰İర쨰潥쌰묰地樰儰谰錰瀰樰褰樰䐰䬰褰0豧歟地蠰രഀ
う」と笑う。何ともお茶目な਍喅錰怰Ȱ崰谰朰舰ర갰灲認渰ര伊藤さん」という異
਍ഀ潔ἰ䵵昰䐰弰Ȱ侮穑陶饮䱐䈰载謰栰夰繵挰昰漰䐰褰谰樰䐰✰٠橒渰䬰İ혰湎섰ﰰരഀ
ムを出し抜いて8時10分に出発。
਍뀰䲖蘰掉昰䐰謰䰰İᴰ捠弰笰椰佭漰樰䐰Ȱ䠰ⵑ銘ര伊藤さん、2番手を徳地さ
਍錀İጰ櫿䭵鉢툰啝錰İ崰地昰섰桹騰䑽弰Ȱ怰褰怰褰樰븰鱐来䨰ٓൎ上は自分の足
਍最㈰肐地䬰樰䐰Ȱ崰谰朰舰İ匰뽏澊瀰挰愰訰Ȱذ뾘殊㈰鎐朰䐰估Ȱരഀ
 しかし、30分ほどで状況は一変した。先頭の਍喅錰漰ꈰ桬渰侮ᩑ䑏朰록鉜㈰ඐഀ
んだが、徳地さん以下は右岸をとった。਍喅錰漰ꈰ歬䬰䬰挰昰䐰弰䬰鉪謰㶉梄地രഀ
たのだろう。徳地さんは気がつき、夏道のトレールにしたがって進んだわけだ。選
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ころデブリが見えた。しかし、実際は਍喅錰䰰娰挰栰細橩댰ﰰ뤰鈰栰挰弰Ȱᄰբരഀ
のコースははじめの100mばかりは快適だったが、あとは登ったり下りたりが激
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だまま伸びなくなり、1本がほとんど使いものにならない状態で進んだ。
਍崰谰朰舰İᄰ䋿鍦箕椰朰萰挰栰ര伊藤さんが待つ地にたどり着いた。
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 自分たちが右岸を行ったのだと告げると、左岸は一度デブリの中を抜けたけど、
਍䈀栰漰栰㙑佱䱕檘估細歩匰褰谰弰栰霰ཟ剡欰ᄰ䙻Ȱര伊藤さんにはそういう楽をする
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て高巻きしたが、਍喅錰怰儰䰰鰰执步ꈰ뽬䑬鈰䰰授弰Ȱ倰䁽Ŝ0豧䵟猰地䐰鰰扥඗ഀ
を横滑りと斜滑降で沢まで下らなければならなかったのは我々のほうだった。
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。
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か。
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らくで樹林帯が切れ、広い斜面となる。昨夜の雪でこれまででは一番のコンディシ
਍Ȱര伊藤さんが豪快に滑っていくと、次々に思い思いのシュプールを描き滑り下
਍言謰Ȱ섰䱹䰰厈䘰栰夰謰栰İ툰啝錰䰰섰湹터詮鈰기詤弰䐰渰朰愰蜰挰栰蔰损昰昰രഀ
と言い先を行く。
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ひどい滑りばかり見せてきたが、雪質さえ良ければ少しは滑れるというところを見
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「この雪ならいける」
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らだが振られショートターンは難しい。ウエーデルンは諦め、中ターンのパラレル
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違ったがまずまずの滑り。勢いよくブレーキをかけ止まると、਍喅錰欰爰栰匰栰രഀ
言われた。
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 ちょっとショック。
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は少なくなるし、岩や灌木が多くなり、それを避けながら行くので精一杯。若木の
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 昼過ぎにやっとPhelps Lakeに到着。しかし、下りすぎたようで沢を
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動食を食べる。
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、気がゆるんだのか一気に疲れが出てきた。湖沿いとはいえ、小さく登ったり下り
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たままではまともに歩けない。これまでは何とかついていけたが、だんだん差が開
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ばらく行くが潜って歩けない。
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待っていてくれる。申し訳ないと思うが、ペースは਍䱎褰樰䐰Ȱ崰谰朰舰İ嘰䭮褰രഀ
離れるとまた進みやすくなってきた。そして、左手に林道がちらりと見えた。やっ
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「まっちゃん、のんびり来て……。誰かが迎えに来てくれるだろうから」
਍ര伊藤さんはそう言うと、さっさと林道を下っていく。私も板をザックにくくりつ
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舗装路を選んで進む。徳地さんは、これならスキーほうが楽と再び装着して、雪が
਍謀捫昰䐰謰硨栰ര上がり滑っていく。再び自分だけが取り残される。
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 私は一人ぶらぶらと進む。10分ほど歩いただろうか。前からワインレッドのレガ
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「グッド・ジョブ」
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「サンキュー」
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激はほとんどなかった。重いザックと歩きづらい靴から解放されたことが、何より
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松倉一夫/Kazuo Matsukura
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以下2017年12月਍햅툰ﴰᢏඊഀ

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アンジェルスまで帰るというので黒ちゃんと3人で旅をすることになった。
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その長距離ドライブが話題になった。googlemapでそのルートを出してみたがおおむ
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ってバチェラースキー場でひとすべりしてからスミスロックも見学したのを
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洒落たロッジで暖炉を囲んでくつろいだのが楽しかった。2泊のドライブでロスアン
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いてこないだ久しぶりに見てみたがよいレポートだと思った。山ツアーの記事も
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のカタログを作ったときに見開きで使ったはず。カタログにはアルプスの写真など
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どこへ行ったかな。
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