SPEED CLIMBING IN INSBONG 1997

インスボンのスピードクライミング

伊藤忠男


ASPEN AREA AND CLIMBING & PARA SCHOOL

 
メンバー ちゅう、ペンバ、トミー

1997-10-23.24

23日
効率最大で正味1日半しかないので、ペグンサンジャンについてからすぐインスB
に取り付いた。忍術使いみたいな若いコリアナ4人が前後したので、バリエーショ
ンを教えてもらいそっちをとった(岩雪にで  てたのとかなり違う)。
東壁スラブを含めて全8ピッチで、ランナウトの10bが1  ピッチと(しかしこ
こは10aと感じた)、ボルトに守られた10aが1ピッチ出て  きます。クラック
は快適だけど退屈(5.8止まり)。たぬきの腹に直接出る最後の  60m(ロープ
が足らなくなる)の超ランナウトスラブは5.8くらいだが恐ろしく  てもう2度と
やりたくないと感じました。
頂上のラペルポイントのすぐ上でナベやってるおっさんおばはんがいたのにはたまげ  
た。なんなんだこれは?!
この日はこれでおしまい。

24日は、1本のロープで降りられ(シングルしか持ってかなかった)、もうちょっ  
と気合のいるルートをってことで、はじめボッキル(最初の3文字で切らないように  
)というルートの下部2ピッチ(10b、11―)をめざしましたが、
丁度ショイナードAの左隣が取り付きなんですけど、1ピッチ登った(10b)とこ  
ろで次の終了点がルート図と違ってかなり上みたいなのであきらめておりてしまいま  
した。

で、また東南壁へ戻って、スカイウェイの1ピッチ目(5.9クラック15m)を登  
り、まだ時間があるのでインスBの下部1ピッチ目のやはりバリエーションでグレー  
ドははっきりしませんが(10の後半から11前半と感じました)25mのド・スラ  
ブに挑みましたが、2本のボルト間で動けなくなり走るように飛び降りて“秋のヌン  
チャク摘み”で切り抜けました(要するに敗退)。

因みにこの直後このルートで、コ  リアナが一名、ものすごいロングフォールで服
をずたずたにしてしまいました。アイゴー。

“女情”(確か10C)の左右に一杯今日っぽいラインがありますけど、やっぱり最  
新のトポがほしいですね。わかんないのであきらめ。
これで時間切れ。いそいで山を下って、偶然来たウイドンまでの無料送迎バスとタク  
シーで市庁近くの奇跡的に残っている博物館いってもおかしくないヒッピー宿(60  
00W)へ。

25日の早朝1000Wのエアポート・バス(これ安い!)で朝一フラ  イトに乗っ
て戻りました。

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