リフトパウダーはインドアクライミングのようなものか?
ボードでもテレマークでも
1997-3-10、13 パウダースキーイングの練習をするなら、ニセコ(ボードの練習でもよいのだが)。冬はリフト パウダー、というのが効率がよいからね。 ニセコのパウダーならモイワ、というのがもっぱらの定評だったが、ところが最近はボーダーも これを知って、モイワのオフゲレンデのパウダーエリアはシュプールだらけ。雪崩危険地帯の見返 り坂あたりもたくさん人がはいっている。 そんなわけで、今回は西端のチセヌプリと北のワイスホルン山麓のニセコワイスで遊びました。 チセヌプリは比較的傾斜緩く、パウダー潤沢。自衛隊の基地があるためスキーの下手な兵隊多し といえどもいまだ混雑を知らず(陸軍時代からのご用達か? の雪上車は一見の価値あり)。ゲレ ンデ内でもパウダー三昧の日々。セッピの尾根にまわりこめば人跡なし。急斜面も選択自在。バッ クボウルもはずせない。 水ぬるむころには、チセの頂上を目指しさらにシャクナゲ岳への周遊ツーアもたのしからん。 一方、ニセコワイス。ここもたのしからずや。リフトをつかってのぼり、くだりはゲレンデから 遠くはなれて、縦横に大斜面を選びくだる。地図をもっていくのがよい。第3リフトが動くことは ほとんどないから、ワイスホルンの頂までツアー気分もたのしめる。アンヌプリ、イワオヌプリの 展望よし。 ニセコのオフゲレンデといえば、筆頭はアンヌプリの北壁。ここは滑りたい。頂上から高差500 メートルの急な一枚バーンだ。雪崩はなし。極上のパウダーがたのしめる。花園まで下るのがよい が、途中からひらふにもトラーバースできる、が、やっぱりここは五色温泉へトラバースが良案。 さらにアンヌプリの東尾根、大沢にも好斜面多し。雪崩注意。 案内がてら、アコモデーションのご紹介も。 古いところでは、国鉄山の家、五色温泉(冬も除雪道路が通じてしまった。近々大改装とか)、昆布温 泉(老舗鯉川佳し)、さらに国民宿舎雪秩父(新装なった露天風呂はまるで田毎の月状態)。 モイワゲレンデ下の山小屋風のウッドペッカーは岳人新谷さんの宿。知る人ぞ知るテレマーカー中 村さんの宿はペンション・ハイクローツ。昆布温泉のうえの丘にたたずむ好環境。 ついでに『呑爵』なきあとテレマーカーが集まる飲み屋はひらふのバンバン。