榎本工事
左=ひうち北面。残雪をつないで滑る。右=駒でのお気楽滑り
1996/06 乗鞍を最後にしようと考えていましたが、先週も滑りに行ってしまいま した。今年は雪が多いという話なので、どのくらい滑れるか?という興味 もありましたし。 場所は、会津駒ヶ岳と燧岳です。 今回は2人パーティーでした。 22日:会津駒ヶ岳。 前夜、桧枝岐まで入り車中泊。朝のんびりと9時過ぎに林道終点から歩き出す。天気 は曇りで、蒸し暑い。背中の板が、汗を誘う。 1700m位でやっと雪が出てくる。シールは使わず、そのまま登る。樹林帯を抜け るころには雲の中に入り、視界が効かなくなる。竿や足跡を頼りに、駒の小屋の前通 過。最後の斜面を登って雪が切れた所が頂上である。突然、頂上に着いてしまったの で、ちょっと拍子抜けだった。 ちょっと休んで下山にする。視界が効かないので、思い切った滑りなぞ、望むべくも 無い。慎重に駒の小屋の前にでて、ルートを確認し、滑る。 樹林帯に入り少しガスが晴れたが、雪が固く凸凹なので、スピードは出せない。とに かく滑れるぎりぎりまで滑り、板を脱ぐ。 あとは、登山道を延々と下るのみだ。 23日:燧岳 朝起きると、晴れていた。さっそうと御池に移動。朝の5時前なので、観光バスで渋 滞している。駐車場でゆっくりし、8時過ぎに出発。登山道のあちこちに残雪があ り、水芭蕉が咲いている。やはり今年は遅いようだ。 熊沢田代の手前で雪が多くなる。この辺まで滑れそうだと見当をつけ、更に登る。こ の辺からほとんど雪の上を歩くようになる。 頂上では、ガスが出てきて、展望は効かなかったが、風もなく穏やかであった。 降りは、雪渓をつないで、田代まで降りる。雪渓の雪は、結構やわらかく滑りやす い。ただ、距離が無いので、あっという間に終ってしまう。 田代周辺から、雪のつながっている所を探しながら滑り、雪が切れた所で登山道へ。 ここから、ぬかるんだ登山道を降りていく事になる。 とにかく、2日とも、スキーヤーは私達だけだった。さすがにこの時期に滑りに来る 酔狂な者は、滅多にいないのだろう。 #小豆温泉窓明の湯に入りました。850円ですが、桧枝岐の温泉より空い #ていて、きれいで、満足できました。