CLIMBING IN SYODOSIMA ISL.IN SETONAIKAI

小豆島の週末クライミング

潮風にあたるクライミングトリップ愉し

小豆島いんすぼん

 
DATE 1999-11-21/23
MEMBER CHU KURO KISYA

11月21日 
朝いちばんのJALでちゅうさんと大阪行。飛行場のまえでくろちゃんが
ニコニコで迎えてくれた。ガストで打ち合わせしてそのまま姫路へ。フェリ
ーにのりこんで1時間40分で福田港着。大きな高気圧に覆われた小春日
和の日。島はのんびりとしていた。くさか旅館に顔をだし、讃岐うどんな
ど食べてから、時間があるのでロケハン。港のすぐよこにインスボン岩峰
を発見。おもったよりも小さいが、たしかに韓国のインスボンに似ている
。さらにドライブして吉田の村へ。沢ぞいに山にむかうといきなり吉田の
岩場にでくわす。白山書房の関西の岩場に表紙そのものの風景がひらけて
いる。となりには最近できたばかりのダムが100メートルくらいそびえ
ているが。
世界的なクライマー近藤国彦氏が講習生をつれてきていた。ここ2,3年ダ
ム工事でこの吉田の岩場は登れなかったんだ、とのこと。
どれどれとトレールをたどるが、照葉樹林のジャングルがものすごく、確
かに最近人がきていないな、という雰囲気。
それでもくろちゃんの古い記憶をたよりに中央壁にたどりつく。これ面白
いんだと、スーパーダイレクトクラックを指す。10Bにはチョと見えない
が。ちゅうさんが取り付くが、厳しそう。くろちゃんに変わる。とりつく
が意外と悪そう。くろちゃんも必死で一声も発せず。なんとかノーテンで
ぬけて二人がフォローするが、これは難しいねと二人が言い交わす。
日が落ちてきたので駐車場にもどる。近藤さんたちはナイスパパルート5.
7のあと、いいところがあるんだと、左岩壁の骨折り男のクラック5,8にと
りつく。近藤さんがきれいに登るのを写真の収めて宿にもどる。
11月22日
きょうも悪くない天気。お目当てのインスボンにむかう。平日とあってと
なりの砕石場ではショベルカーなどが大騒音を発していてうるさいことこ
のうえなし。風景も岩もよいのにたいへん残念。ポップアップ5.7にとり
つく。出だしが意外とむずい。2Pはビッグフレーク5.6。とはいえレイバ
ックからハング越えがありかなりのもの。どちらもちょと辛いグレードだ
。インスボンの頭にぬけてのんびりする。福田の港が眼下にあって汽船が
のんびりとただよっている。素晴らしい景観だ。歩いてくだりながら、北
山開拓王の作った2本のルートをみる。側壁につくられた好ルートだ。削
岩機の音がうるさく集中できないので、まいいかと一旦下る。
内海町までドライブして讃岐うどんを食し、再び吉田の岩場にむかう。途
中拇岩が素晴らしい高度で聳えているのを遠望。近藤さんたちはきょうは
ここを登っているらしい。平日とあって吉田の岩場には二人くらいしか見
当たらない。日が陰ってきたので小豆島オートビレッジよしだの温泉につ
かる。
今年の4月にオープンしたばかりだという。空いていて夢のよう。昭和30
年代風の宿、くさか旅館で魚と鍋にしたつつみする。
11月23日
どんよりとした空模様。9時20分のフェリーにのりこむころにはぽつり
ぽつりと雨がやってきた。くるときとは対照的にフェリーはがらすき。快
適な船旅で姫路港にもどる。
姫路まではまだ雨がきていないようだ。ランクルでそのまま西の宮の北山
公園へ。ともちゃんや橋本啓二もやってくる。公園のボルダリングを楽し
む。バーカーヘッド、アドレナリンカンテ、木ノ下フェース、さらに岩塊
が3つならんだところなどで遊んだ。そのうち雨がやってきたので夕方の
飛行機で帰京。

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