ワシントンの旅
ちょと忙しかった
skiing in mt.rainer by kazuo matukura member matukura kawasaki kisya まかべ 17日 シアトルには10時着。どんよりと曇っている。雨季といううわさ。高級レンタ カー新型エクスプロラを借り出して飛行場をでたのは昼過ぎになっていた。 フェデラルウエイで5号線をでてreiを探し出し、地図と情報を仕入れる。 とりあえずクリスタルマウンテンスキー場にむかう。スキー場は終わっていた。 足慣らしをしたかったのだが当てがはずれた。ワシントン100ルートにはここからの数 ルートがでている。レニア山東山麓、こちらの道はクローズされていてレニアの登山口パ ラダイスにはたどり着けないということをこの目で確認。 レニア山を捲くように、ぐるりと田舎道を回り込んでエルベ村へ。 新緑と花々が咲き乱れるレニア山の麓であったが、眼前に大きくそびえているはずの本体 は厚い雲の中。それにしても点在する開拓牧場のたたずまいは絵のよう。緑が多く日本の 田舎のような雰囲気もあって、カリフォルニア方面とは趣が異なる。 エルベは森林鉄道の基地だったようだ。使われなくなったslと廃線がさみしい。偵察の のちイートンビルのミルビレッジモテル106にチェクイン。モテルの名が示すようにこ こは切り出した大木を製材した町。いまその面影はない。 結局レニアは一度も顔をださなかった。 明日はパラダイスまでドライブしてミュアパスへツアーの予定。 明日もここに泊まるかは未定。 malcom`s mill village motel tel 360 832 3200 fax 360 832 3230 18日 厚い雲が流れている。レニアは姿を見せない。それでもミュアパスくらいならとパラダイ スまでドライブ。数台の車があってスノーボーダーが多いようだ。前夜新雪がふったよう でうっすらと積もっている。11時過ぎ、駐車場5450フィートからシールで歩き出す。日 が射したり雪が降ってきたりで不安定な天候。1時間ちょっと登ったところでガスがでて きて様子を見る。ニスカリ氷河がちらりと見えたが本峰は現れない。 あきらめて下降とする。快適な滑降だった。 本日も同じモテルどまり。 明日は天気がよさそう。同じルートにトライ。 19日 モテルの庭からレニアが朝日をあびたボタ山のようにみえる。これはいい、とラ ーメンを食べてからスタート。 パラダイスに着くと全山が姿を現している。 1000にシールをつけて三々五々出発。昨日とおなじコンデイションで締まっ た雪のうえに数センチの新雪が積もっている。快適に登る。パノラマポイントの 下でスキーを手にもって急斜面を登る。先行の登山家いるらしくスッテプがある のでなんのこともない。あとはミュアパスまでトレイルと赤旗をたよりに登って いく。川碕、松は後方。4時間かかって2時に曽遊の地ミュアパス3016メー トル着。先行のつぼ足の登山家がいた。平日のせいか後続は二人の山屋くらい。 ここから4300メートルの頂上へはアルペンの世界。滑降も快適というよりも エキストリーム系といえるだろう。 2時半に滑りだした。ゲレンデのようなスムースな斜面が続く。ひとり鼻歌まじ りで下る。ミュアスノーフィールドは緩傾斜が続くこの尾根では適度な傾斜をも つ絶好のスロープだった。パノラマポイントの急斜面は正面壁ともいうべき急斜 面を8回転の大滑降できめて、川崎、まつちゃんと合流。 パノラマの駐車場には3時過ぎに着。高差1400メートル快適な滑降だった。 黄色いミズバショウ、レニアの森などを撮影して帰荘。 20日 朝、シアトル空港に向かう。予定通り11時には後発の真壁さんと合流。そのままrei 本店により買い出し。本店の大きさに驚いた。そこで変わったランチを食べてから一路5 号線を北上。20号線分岐のプライムアウトレットで買い物。 カスケイドハイウエイとも言われるらしい20号線を東行。美しい田園風景の中をドライ ブ。北カスケイド国立公園手前、ベイカーダム下のコンクリート村のモテルにチェックイ ン。 ノースカスケイドイン 360ー853ー8870 ファックス 853ー7123 45ドルの部屋にしては立派過ぎていうことなし、だが、どうしてもパソコンのダイアル アップはできない。内線のシステムの問題らしい。まっちゃんの自慢的最新のibmも ずーっと不通状態。2台とも役立たずの箱と化してしまった。 あすはベイカースキー場で足慣らし。この宿で4泊するのに反対する人はいないようだ。 コンドミで暖炉生活をしてみたい気分もあるのだが適当な物件は見当たらないように見え る。21日 素晴らしい天気。モテルの前は牧場。白馬や黒駒が朝日を浴びて草を食んでいる。少年が 目の前のフィッシュクリークで魚つりを楽しんでいる。朝ご飯のおかずにするのであろ う。 マウントベイカースキー場へはコンクリートからはぐるりと大回りするので100マイル ほど。のどかな田園をドライブして、それでも10時には着。景色のよいスキー場であ る。懸垂氷河を間近にみて写真撮影に励む。春のメルトダウン券というのが33ドル。ひ ととおり滑ってランチ、午後もう一度登るが雲と雨、雪がやってきて退散。テレマーク派 も結構いましたが、うまい人はみあたらなかった。 buringtonのモールに寄って中華惣菜などを求め帰荘。夕暮れコンクリートの村を探検す る。ポートランドセメントの工場で栄えた場所であったらしい。それも今は昔。巨大なセ メントサイロが町のメモリアルになっていて、それはドライブしていると嫌でも目に入っ てくる。ベイカーダムは堰堤に毛が生えたような代物で拍子ぬけしてしまった。とはいえ 古くて美しいダムである。 パンフレットをみてわかったのだが、この村はポートランドセメントの工場は1968年 まで稼動していたという。コロンビア川のグランドフーリエダムのセメントは基地はここ だった。 22日 天気はあまり芳しくないが、ワシントンパスへ向かう。1時間ちょっとのドライブ。 ニューハーレムでビジターセンターをたずねる。ここも巨木切り出しの林業が栄えたとこ ろだったようだ。スタンプスハウスという切り株の家に家族が住んでいる写真が印象的。 12時過ぎにワシントンパスから歩き出した。2時間ほどでブルーレイクポイントに着 く。ガイドブックどおり。アーリーウインターススパイアー、リバティーベルの岩峰が圧 倒的。薄日が差す空模様は朝からかわりなし。低値安定だね、と話す。 ワシントンパスが1600メートル、ここが2000ちょっとだが高度感は素晴らしい。 スパイアーのガリーを登るアルパインクライミングパーティを見た。寒いのでさっさと滑 りだす。コンディションは、上部はまあまあ。下部は最悪。 2時過ぎには車に戻った。パウダーのころには素晴らしいスキーができるところと見た。 ワシントンパスはこのあたりの冬の名所らしくスキーヤーはもちろん、ボーダー、スノー シューの団体など、この時期めったやたらにトレイルがあってとてもにぎやかなところの ようだ。まつちゃんはアメリカ4大パスの二つを滑ったとご機嫌。 念願のパスを訪ね満足、もうひとつの予定のソウクマウンテンはまた次回ということで、 海岸線まで戻る。海の見えるところへ行こうと、100マイルのドライブでアナコルテま で飛ばし、アナコルテインにチェックイン。期待通り窓からマリーナの見える結構なとこ ろであった。 一日余裕ができたので明日はカナダへ越えてウイスラーで滑ろうかと、晩餐の香港飯店で は話が弾む。 23日 早起きして7時すぎにはアナコルテをでる。黒い雲が低く流れ、風もある。ここの名物 チューリップ畑を撮影の予定だったが後回しとする。1時間あとには国境を越えてカナダ に入っていた。通勤ラッシュと逆行するようにしてライオンゲイトブリッジを越えて99 号線を北上。昼前には、今日の目的地ウイスラースキー場着。 40カナダドルでチケッ トを買い、目いっぱい滑るぞと誓いあう。ガスに煙るリトルウイスラートップに2回登り 滑り下るともうモチが切れた。元を取っただろうか。 1時間のドライブでスコミシュに戻り、オウガストジャックモターインにチェックイン。 窓からクライマーのあこがれのチーフが見え、部屋は広くて清潔。カナダにいるんだなと いう感じがはじめて湧いてきた。 ウイスラーは何十年ぶりかの訪れだったが、まさにリゾートスキー場。素晴らしいパウ ダーエリアではあるが、このバブル的なホテル群の密集には辟易。明日はシアトルに戻る とするか。 24日 早起きして6時半にスタート。朝からの雨がバンクーバーを過ぎるとあがってきた。再び 国境を越え、バーリントンのチューリップ畑では日が射してきてよい写真が撮れた。5号 線をどんどん下りノースベントのアウトレットモールに寄りグルメハンバーガーのラン チ。 シアトル市内でパブリックマーケットなどを観光。ここは面白かった。街を離れフェデラ ルウエイのモテルへ入る。スキーをしまって、明日は川崎さんと帰国。まかべ、まっちゃ んは第二ステージに入る。オリンピックnpからヘレン山、フッド山方面へ南下の予定と いう。 短期間だったがあちこち効率よく動いた。ちょと忙しい旅だったかもしれない。 以上汽車記
ワシントンの旅、後半のレポート その後、私たちは予定通り、まずはオリンピック国立公園へと向かいました。 オリンピックは山の上も、森も、海もすごくよかったです。 一帯が緑のグラデーションで彩られたような森や、 苔むした岩を流れるクリークなどは心が洗われるような感じでした。 海は丸石もよかったですが、私としては石以上に、荒波でもまれ 滑らかに磨かれた枝や木っ端が魅力的で、たくさん拾ってきました。 バンクーバー・アイランドで拾った木っ端同様、キーホルダーにして これをみんなのお土産にという魂胆です。石もたくさん拾ってきました。 オリンピック以降は天候に恵まれず、ヘレンスは一度も顔を出しませんでした。 豪雨や雪でスキーといった感じにならず、スキーはあきらめ ポートランドで美術館に立ち寄りました。 マウントフッドには4/29に入りました。マウント・フッド・メドーは 朝から雪で、ノーマルタイヤでは行くのも危ぶまれ、 雪の様子を見ながら進みましたが、途中、前を行く車が跳ね上げた石が窓を直撃し しばらくすると、傷がついていたようでヒビが入ってしまいました。 そんな具合で、ちょっと落ち込みながらスキー場にいったわけですが ゲレンデは小さいもののなかなかよかったです。 朝の2本ぐらいはまさにニセコのパウダー状態でとても気持ちよかったです。 その後はYAKIMA側からマウントレニアを見ようと東側からのアプローチを 考えましたが、やはり天気が悪く雪模様。この車ではWHITE passへは 向かえそうにないので、90号線をアウトレットのあったNORTH BENTを抜けて シアトル入り。市内観光でまず入ったのがIMAXという劇場。 マウント・ヘレンスのことを上映しているというので、山が見られなかったし、 せめてここで見ておこうと入ったのですが、 180度の大スクリーンに私も真壁さんも船酔い状態で、へべれけになり退場。 あとは水族館、スペース・ニードルなどを回りました。 そうしているうちに、天気もよくなってきたので、明日に最後の期待をかけて 夕方にイートンビルの最初のモーテルにチェックイン。 しかし、最終日も天気は優れず、マウントレニアのゲート前から雪模様。 周囲の山は真っ白でとても、上がって行けそうにないので、あえなく敗退。 残った時間をどうしようかと街で仕入れたパンフを見ていると、 あのNORTH BENTから15分ほどのそばに「ツイン・ピークス」の舞台になった スコーミー滝があるというのでそちらへ。とても大きく迫力ある滝でびっくりしま した。 かなりの観光地のようで大きな駐車場もありけっこう人が来ていました。 その後、アウトレットでTシャツを購入。 夜はサフェコ球場でマリナーズ対レッドソックスの試合を9時頃まで見て帰宅。 まー、そんなわけで、とにかく走りました。約1700マイル。 真壁さんが途中、2回、1時間ほど田舎道で運転を代わってくれました。 車のフロントガラスのヒビはLDWに含まれている保険で大丈夫でした。 しめて336.30$でした。これからはAVISでこれでOKかも。 ******************** 松倉一夫/KAZUO MATSUKURABACK TO ARC2001年の記録 BACK TO ARC