SKIING

谷川岳のスキー
日に焼けた
member nabe kisya kimata博史 森光 桃

 3月17日(土) 武尊山川場谷滑降
> メンバー:ぴか+もも
>
> 8:00(川場スキー場)
> 9:30(登り始め)
>     いきなり剣が峰山への急登。雪も堅い。ツボ足で登る。
>     最近雨が降ったのか、雪面がカチカチで登るのに苦労する。
>     祠のあるピークの先は切り立っていて、東側をトラバースする。
>     そのあともコブの尾根でスキーでの登降はしんどい。
>     武尊山への最低鞍部の次のコルから川場谷に滑り込む。
> 11:00(1970m地点:滑り出し)
>     川場谷は雪質もよく、快適な滑降。沢の源頭部は広々としていて気持ちがよ
い。
>     途中1600m付近から谷が狭まっていく。
>     沢の右岸を滑らないと途中で行き詰まる。
>     1470m付近まですべって、スキー場に登り返す。
> 13:00(1470m地点)
>     急登だが、シールが効くので登りやすい。
>     途中からヤセ尾根になるが、北側を巻けるので苦労しない。
> 14:30(スキー場:1760m地点)
>     天気が悪くなってきた。
> 15:00(スキー場下)
>
> 登り:450m、滑降:500m
>
>
> 3月19日(月) 白毛門~宝川温泉
> メンバー:文さん、モンベル・なべちゃん、ぴか+もも
>
> 朝のうちに車一台宝川温泉に回送する。 
> 8:30(登り始め)
>     いきなり急登。スキーでは無理なのでツボ足で登る。
>     登山者が多く、ステップがばっちりだが、かなりしんどい。
>     山頂付近は雪が堅くなるが、アイゼンははかない。
> 11:30(白毛門山頂)
>     ここから笠ヶ岳のコルまで滑り、ウツボキ沢へと入る。
>     快適で広大な斜面を滑る。さすがに文さんとなべちゃんはウマイ。
> 13:00(広河原)
>     広河原にはテント一張りあり。スキーヤーがベースを張っているようだ。
>     正面の長い尾根を1620mPを目指して登り返す。
> 14:15(1620mP)
>     ここからは布引沢の左手の尾根に滑り込む。
>     上部は堅めの雪で、すぐに快適になるが、そのうち湿雪になり苦労する。
>     布引沢から板幽沢へ入り、板幽沢の左手の尾根を滑る。
>     杉の植林の中を降りていくと板幽沢橋にドンピシャで出る。
> 16:00(林道) 
>     林道をダラダラ下ると宝川温泉に到着。
> 17:00(宝川温泉)
>
> 登り:1450m、滑降:1450m
>
> 3月20日(火) 谷川岳芝倉沢
> メンバー:文さん、なべちゃん、ぴか
>
> ロープウェイとリフトで天神峠へ。
> 9:10(天神峠)
>     コルまでちょっとだけ滑る。
> 9:20(コル)
>     登りはバンバン飛ばしていく。なべちゃんはシールで、文さんとぴかはツボ
足。
> 10:20(谷川岳トマの耳)
>     一の倉岳まではクラストの斜面を踏み抜きながら登る。
> 11:50(一の倉岳:滑り出し)
>     芝倉沢上部はかなり急(40度くらいか?)。雪は堅いが滑りやすい。
>     なべちゃんはビュンビュン飛ばす。
>     すぐに斜度も落ち、雪もやわらかくなり超快適な斜面が延々と続く。
>     デブリはあまり出ていない。
>     S字の下に小さなデブリが出ていた。
>     S字より右岸の斜面をトラバース、台地に出る。
> 12:40(930m台地)
> 13:00(虹芝寮)
>     湯檜曽川沿いの緩やかな道を下る。
> 13:45(車道:ICI石井のところ)
>
> 登り:370m、滑降:1350m     
>
> 3日で3300mも滑降した夢のような日々でした。
>report:mori hikari

3月17日
なし畑の中にそびえるエンデバー荘に着くとなべちゃんがひろみさんと朝飯を食べていた。木俣氏も。
0630に出発。
西黒沢ぞいの理科大山荘にチェックインしてすぐにロープウエーにのる。1130に歩きはじめた。中年の登山者グループが数パーティ。山スキーヤーが1パーティ、3人連れ。すべてのグループを抜いて1300前には避難小屋に着いた。なべ、木俣は全行程シールで登り切った。高曇りの穏やかな空模様で、谷川岳、白毛門、万太郎、平標など真っ白な山々が並ぶ。
小屋で休んでからシールを外していると、山スキーの3人組みが頂上から滑りだすのが見えた。
あとを追う様に西黒沢源頭の広いバーンをきままに滑る。スキーは沈まないがアイスバーンというわけでもなく快適な滑り。
山スキーヤー3人がそのまま西黒沢本谷に入っていくので様子をみる。いけそうなのでなべちゃんが突っ込む。おそるおそる木俣、キシャもついていく。45度の広大な斜面にびびりがち。山スキーやのひとり、ボラントにスキー靴の若者が転倒して怪我をしたようだ。
なべちゃんがスキーをはずして尻制動で降りるアドバイスをしている。45度の斜面で立ち止まってしまったキシャ、木俣はキックターンもできず往生。横滑りとアルペンターンいれながらなんとか滑りくだる。
尻制動の若者は斜面が緩くなったらなんとか歩けるようになった。二人の仲間がいるので心配無用と、いっきに田尻沢へと滑り込む。なべちゃんは急斜面をけがをした若者のスキー1本を持って降りたのだった。木俣氏はクラシックなテレマーク板でジャンプターンで下りきったのだ。えらい。
14時過ぎにはロープウエー駅に戻った。
念願の西黒沢を滑って3人とも満足顔だ。
理大山荘は快適。
3月18日
朝から雨。木俣氏を水上駅に送って、奥利根方面へ。水上高原スキー場で回数券を求め数本すべる。たまには固いバーンで滑るのもよいトレーニングになるかもしれない。スキー場は今日で終わりのようだ。風呂付きで得した気分。宝川温泉をみて帰荘。明日は森コンビがきて白毛門をこえて宝川温泉までツアーの予定。
3月19日
予定通り高気圧がやってきて全日好天のはず。予定通り森夫妻7時来荘。一台車 を宝川温泉に置きにいき、8時半に白毛門を目指す。階段状のステップが頂上ま で続いていて12時前に頂上着。全行程スキーを背負ってのハイクアップ。谷川 岳東面がすばらしい。笠ガ岳方面へ少しくだりウツボギ沢へくだる。快適なスキ ーイング。広くて明るい沢。広河原に1時。テントがひとつ。ここをベースに周 辺を滑っているようだ。(のちにモンベルカツマタ嬢のものと判明)
時間があまりそうなので向かいの1627メートルの無名峰に登る。1時間ちょ っとで頂に到着。布引尾根をくだり、板幽沢へ入り林道に飛び出す。林道を1時 間。5時前に宝川温泉着。1日好天でオリジナルルートを混ぜての満足な春スキ ーだった。
3月20日 本日も好天のよう。陽気もあたたかい。ロープウエーとリフトをのりついで9時 には天神尾根の上についた。今日はなべ、ひかり、汽車の3人。芝倉沢を滑降の よてい。朝日、白毛門がよく見える。きのうの白毛門ではこの標高を稼ぐのに 2 時間たっぷりかかっている。 9時過ぎにスタート。1時間ちょとあとには谷川頂 上にいた。 360度の展望。
1030に縦走開始。アイゼンをつけないほうが楽かもしれない。1200に一の倉岳着。 先行は山スキーヤー2人。さっさと降りたようでシュプールのみが残る。広くて 急な降り口をいっきにとばす。滑りやすいザラメ状。S字にはいると雪が重くなっ てくる。テレマークでは疲れるのでアルペンターンも混ぜながらすべる。それに してもスキー滑降にぴったりの素晴らしいスロープだ。
デブリの出始めたS字をさっさと抜け、安全な右岸の高台にはいる。1300には湯 檜曽川の出会い。スノーシューのハイカーが散歩している河原をクロカンスキー してロープウエー駅への道路にでた。1400理科大山荘着。
芝倉は谷川一の名スキールートだ、とみんなで採点する。 諏訪峡温泉センター300円で汗を流して帰京。 report:kisya
 

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